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この原稿はニュージーランドで書いています。はじめの予定では、今日まで英語でイタリア日記が終わり、それを今日と明日で翻訳して、日本にファックスで送るつもりでした。 |
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十二月二十日〈北イタリアの旅〉フィレンツェにて。 |
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一二月二十二日 |
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〈南イタリアとシチリア スケッチ旅行〉 |
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| 一月一日 今日から一九九九年、昨夜とつぜんホテルの部屋のドアをたたく人があり、風邪をひいた体を引きずって不快そうに出ていくと、ホテルから新年のための特別プレゼントで、カゴに美しくもられたチョコレート。 旅行社からの新年のメッセージカード、そしてタオルミーナ名物のハンカチとお正月の記念にたべるチョコレート二個。 私の風邪はいよいよ喘息に向かうのか。 雨なのでバスでタオルミーナの市内をめぐる。店も教会もほとんどしまって、町は死んでいるようだ。 ところが美術館らしいものを発見。 「ちょっと見たい」といったら、現地のガイドが「美術館じゃないし、入場料がいるからダメだ」と反対する。それでも「入口だけでも」と強引におしきって五、六名でいく。中に入ると、やっぱりそこは考古学博物館で、しっかり展示会をやっていて、しかも無料だった。美術展に関して、私は本能が働く。 トイレ休憩のためにとまったドォオモ前の広場にバスがついたら、急にドォオモが開いた。北海道の村上かおるさんは、すごくキリストの歴史にくわしくて、彼女の解説でドォオモ内の絵を鑑賞した。はじめから彼女の力を借りるべきだった。 シシリーでは、お天気が悪かったせいか、私の体調が悪かったせいか「ガーン!」と感動する芸術作品に出会える美術館がなかったのが心残りだ。これからは美術に興味があるガイドにしてもらおう。 一月二日 東京行きの飛行機の乗り換えで、ミラノで時間があるので、国際空港の移動するバスの運転手にお願いして時間いっぱいミラノの町をまわってもらった。 ドォオモ広場でハトのエサ売りおじさんに、すごい金額を請求されてこわかった。 私は二十一年前にローマでお財布をすられ、現金全部亡くしたけれど、今日は全員無事。ハトのエサ売りおじさんは愛嬌かもしれないが、心やさしい観光客はみんなひっかかっていた。 さて、南イタリアの旅は、はじめから日本語で書きました。日本語は疲れなく描けます。三時間くらいで書き上げましたが、英語なら四ページ。フランス語なら十行も書けない時間です。 来年は暖かいニューカレドニアに行きましょう。ニュージーランドも行ってないところが多いので、クリスマス前はニュージーランド、クリスマス後のグループはニューカレドニアからニュージーランドというスケジュールにしたいと考えてます。 |
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